持っていることが「大人」だった時代 -選び抜く難しさ-
洋服をとっかえひっかえして自己主張をしてきました。
またあの服着てると思われるのが一番嫌だったし、多くもっていればそれが大人だと思ってました。加えて物持ちが良く、捨てることが滅多にありません。
実家の母は服も靴も大量に持っているけれど、管理を徹底し、物持ちが抜群に良かった(同じ皮のブーツを10年以上綺麗な状態で履いてます)ので、私も出来る限り長く着ることを目標に管理してきました。特に毛玉、色あせ、型崩れなど清潔感に欠けるものを身に着けるのは許せないので、気を使ってます。
しかし、「だからといって新しいものを買わないわけではない」。結局増えていきますし、年が重なると似合わなくなるものや、好みや必要な服も変わります。
持ち服を半分以下に減らしたいと思い、1か月ほどかけて処分しました。処分の基準は、
1. 傷んで着れないor着たくないもの
2.数年着てないし、この先も着る予定が無いもの
3.好みから外れたもの
4.嫌いではないが着る頻度が少ないもの(洗濯に手間がかかったり、派手すぎたり、現在のライフスタイルに合ってない)
5. 着こなしにくいもの(既存の服や小物と合わせにくいもの)
6.上記に当てはまらなくても「もういい」と思えるもの
が主です。すぐに判断できるものもあれば、時間がかかるものもありました。ファッションノマドとしての遍歴や、買った時の高揚感、着て外に出た時の周りの反応など、色々と思い出しましたが、思い切ってさよなら。
それでも、「もしものとき」はどうしようという考えは付きまといました。選ぶというのは本当にエネルギーが必要です。
「沢山持っている大人」から「選び抜かれたものを持つ大人」に少しは変われたといいけれど。