母に育てられた丁寧な生活の基盤。
美味しいものを食べること、お風呂に入ったきれいな体で柔らかい布団で寝ること、愛情を受けることが人にとって一番大切だと、子どもの頃から母に言われて育ちました。
これがいかに理にかなっているか、私は大学で知ることになります。私は専攻上、社会心理発達学なども学び、心理学者のひとりであるアブラハム・マズローの有名な自己実現理論(欲求段階説)についても読みました。かいつまんで言うと、人には動物的本能が中心の欲求を1段目としてはじまり、ピラミッド型に5段階(もしくは6段階)の欲求があり、上に行くほど より高度な欲求になっているというものです。
引用元:Wikipedia
さて、上記で ふれた母の言葉、マズローの理論で人が人であるために必要な欲求のベース3段にあてはまっています。
- 食べること:1段(生理的欲求)
- お風呂に入ったきれいな体で柔らかい布団で寝ること:1段&2段(生理的欲求&安全の欲求)
- 愛情を受けること:2段&3段(安全の欲求&社会欲求と愛の欲求)
私はこの理論を学んだとき、「母は偉大だ。」と心の底から思いました。そして心の底から感謝しました。
よく、若いのにちゃんとしてるとか、昔気質で質素な生活してるねって言われます。でもそれは母がそういう風に育ててくれたから。
もちろん母はマズローの理論など知りませんでしたが自分が思う、子どもの健やかな成長にとって一番大切だと思うことを、自分を犠牲にしてでも貫き通してくれた。だからこそ、私は親元を離れた今でも、「丁寧な生活」を心がけられることができるのだと。そう思います。
10人いれば10通りのライフスタイルがあります。
10人のシンプリストがいれば10通りのシンプルライフがあります。
ひとによって心地よいの基準や価値が全く違うから、あたりまえです。
私にとっての丁寧な生活の基盤は
- 食べること
- 寝ること
- 愛すること
だから食生活に気を配るし、睡眠時間を優先するし、人との縁を大切にします。それができて初めて、より自分を高められる段階へ入るのだと思います。
「丁寧な生活」というと、生活自体が安定していて変化が少ない印象がありますが、私は環境もしょっちゅう変わるし、浮き沈みが激しいです。それでも健康でいられるのは母におかげ。私にとってどんな環境でも適応し、生き抜くサバイバル能力でもあり、より心地良い生活を築くための基盤です。
人生経験や環境でライフスタイルというのは簡単に変わりますが、どんなところでも自分を大切にする・人を大切にするという姿勢はおろそかにしたくないものです。
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