and Sew on

Sew Beauties on My Life

母に育てられた丁寧な生活の基盤。

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美味しいものを食べること、お風呂に入ったきれいな体で柔らかい布団で寝ること、愛情を受けることが人にとって一番大切だと、子どもの頃から母に言われて育ちました。

これがいかに理にかなっているか、私は大学で知ることになります。私は専攻上、社会心理発達学なども学び、心理学者のひとりであるアブラハム・マズローの有名な自己実現理論欲求段階説)についても読みました。かいつまんで言うと、人には動物的本能が中心の欲求を1段目としてはじまり、ピラミッド型に5段階(もしくは6段階)の欲求があり、上に行くほど より高度な欲求になっているというものです。 

f:id:kimmy3110:20160324091407p:plain 引用元:Wikipedia

 

マズローの欲求階層説

マズローの欲求階層説

 
人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ

人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ

 

 さて、上記で ふれた母の言葉、マズローの理論で人が人であるために必要な欲求のベース3段にあてはまっています。

  • 食べること:1段(生理的欲求)
  • お風呂に入ったきれいな体で柔らかい布団で寝ること:1段&2段(生理的欲求&安全の欲求)
  • 愛情を受けること:2段&3段(安全の欲求&社会欲求と愛の欲求)

 

私はこの理論を学んだとき、「母は偉大だ。」と心の底から思いました。そして心の底から感謝しました。

よく、若いのにちゃんとしてるとか、昔気質で質素な生活してるねって言われます。でもそれは母がそういう風に育ててくれたから。

 

もちろん母はマズローの理論など知りませんでしたが自分が思う、子どもの健やかな成長にとって一番大切だと思うことを、自分を犠牲にしてでも貫き通してくれた。だからこそ、私は親元を離れた今でも、「丁寧な生活」を心がけられることができるのだと。そう思います。

 

10人いれば10通りのライフスタイルがあります。

10人のシンプリストがいれば10通りのシンプルライフがあります。

ひとによって心地よいの基準や価値が全く違うから、あたりまえです。

私にとっての丁寧な生活の基盤は

  • 食べること
  • 寝ること
  • 愛すること

だから食生活に気を配るし、睡眠時間を優先するし、人との縁を大切にします。それができて初めて、より自分を高められる段階へ入るのだと思います。

 

「丁寧な生活」というと、生活自体が安定していて変化が少ない印象がありますが、私は環境もしょっちゅう変わるし、浮き沈みが激しいです。それでも健康でいられるのは母におかげ。私にとってどんな環境でも適応し、生き抜くサバイバル能力でもあり、より心地良い生活を築くための基盤です。

 

人生経験や環境でライフスタイルというのは簡単に変わりますが、どんなところでも自分を大切にする・人を大切にするという姿勢はおろそかにしたくないものです。 

 

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